40代から50代のお客様からのお悩みでこういうものがあります。
「この頃、食べるものも気にしていて、そんなに食べてないのに太ってきて・・・」
「寝不足じゃないですか?」
「はい、万年寝不足かも・・・。」
特に50代はホルモンバランスも崩れ、女性ホルモンが止まると脂肪が作られやすくなります。
その他にも睡眠不足があると太りやすくなるんですね!
仕事で遅く帰ってきて、どうしても夜更かしになってしまう。
家族がみんな寝てから、静かな夜の自分の時間を過ごしたい。
撮りためてあるビデオをついつい見てしまう。
ストレスで眠れなくなってしまう。
のように、どうしても寝不足になってしまう現代女性。
こんな状況になっていませんか? 「ついつい・・・。」のような。
ありがちですが、美と健康のためには気を付けていきたいですね!!
では、どうして寝不足で太りやすくなるのでしょう??
それは、色々なホルモンの働きが関係しているからなんですね。
まず、「成長ホルモン」!
成長ホルモンは、身体を夜の間に修復しているのですが、体組織の修復・維持をする際に、体脂肪を分解して血中に放出しています。
成長ホルモンには「脂肪を分解する」効果があるんです!!
成長ホルモンは限られた時間にしか分泌されないんですね。
睡眠直後のノンレム睡眠(深い睡眠)時に多く分泌されます。
なので、12時までにリラックスしてベッドに入らないと!ですね。
また、成長ホルモンの分 泌を促進するホルモンにグレリンという胃から分泌されるペプチドホルモンがあります。
このグレリンというホルモンは、食欲を増進させる『肥満ホルモン』として知らています。
食物から得る栄養の吸収率を上げて成長を促進させるんですね。
睡眠が不足するとグレリンの分泌が増えることが分かっているため、睡眠が不足すると太りやすくなる可能性 があります。
(グレリンは、他にエネルギー代謝?、循環器系や心機能など、人体の様々な機能に作用しています。)
睡眠不足の場合、セロトニンも不足する可能性があります。
セロトニンは、「睡眠の質」と「精神の安定」に関わるホルモン。
これが不足すると、満腹中枢の機能が低下してしまい、過食傾向になってしまうということも考えられます。
こんな風に、体の中では脳の働きと共に「サイエンス」が繰り広げられています。
もちろん他にも睡眠が不足すると、
成長ホルモンの分泌が減り、皮膚や筋肉など体全体の修復力が衰える。
ストレスが溜まりやすくなる。
細胞を傷つける活性酸素が発生しやすくなって、老化が進む。
シワが増えたり、目の下のクマや、顔がたるんでくる。
学習能力が低下する。
などなど、良いことは何もないんですね!
「寝不足は、太る!老ける!」と覚えましょう!!
自然の中で生きている私たちは、やはり夜にはしっかりと睡眠をとらなくてはいけませんね。
美しい肌とボディを目指す方は、年末年始にあまり乱れた生活にならないよう気をつけましょう!
美は夜に作られます!
お忙しい年末ですが、良い睡眠でナイスボディを。